*ボリス・ペトルシャンスキー
1949年モスクワ生まれ。高名なネイガウス、ナウモフらに師事し1975年モスクワ音楽院を卒業。ルーズ国際音楽コンクール(1969年)、ミュンヘン国際音楽コンクール(1971年)入賞、1975年テルニ国際コンクール1位。イタリアの音楽祭でリヒテルの代役としてリサイタルを行う。これまで欧州をはじめロシア、北米、オーストラリアなど世界各国で演奏。指揮者のフェドセーエフ、サロネン、キタエンコ、アバド等、また伝説のバイオリニスト レオニード・コーガン、オイストラフ、チェロ奏者のマイスキーなど多くのアーティストと共演。レパートリーはショパン、シューマン、リスト、ブラームスなどロマン派からラヴェル、スクリャビン、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、メシアン等20世紀を代表する作品を極め、CD13枚をリリース。教育者としてもモスクワ音楽院で教鞭をとった後、英国ダブリンのロイヤルアカデミー、ロンドン・パーセルスクール、米国ロワン大学などで教授活動にあたる。現在、ジャンルカ・カシオーリ、ジュルジュ・トマッシ、イングリット・フリッター(ショパンコンクール2位)、ヴィタリー・サモシュコ(エリザベートコンクール1位)、オルガ・ケルン(ヴァン・クライバーン1位)など次代を担う若手アーティストを輩出し注目を集めるイタリア イモラ音楽院において90年より指導にあたり主任教授として重要な立場に迎えられている。ブゾーニ、ヴィオッティ、カーサグランデ各国際コンクール審査員。なお、来年6月には結成60周年を迎え音楽史上に輝くユボロディン弦楽四重奏団ユとショスタコーヴィッチのピアノ五重奏曲を演奏する日本ツアーが予定されている。
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