ピアノの魅力を考える 〜異なる時代、異なるピアノ〜
ドビュッシーは何故ベヒシュタインを好んだのでしょうか?
ピア二ズムの花開いた時代、様々なピアノが世に誕生して行く中、彼はベヒシュタインを選びました。そして、その可能性を追求し後世に残る素晴らしいピアノ曲を作曲しています。『ピアノ音楽はベヒシュタインの為だけに作られるべきだ』と言うほど、彼を魅了したベヒシュタインの魅力とは何なのか。今回その秘密に迫ります。また、1971年製のピアノと2003年製の新しいピアノを弾き比べることで、時代ともに変化してきた音を体感していただき、音楽の発展を支えるピアノの音に注目をあてて興味深い演奏とレクチャーを行います。
*住友郁治国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、同大学、同大学院を各々首席で卒業。91年矢田部賞、93年にクロイツアー賞を受賞。91年NHKデビューリサイタル出演。第11回朝日新聞主催新人コンクール大賞、第5回国際リストコンクール(イタリア)入選。93年第2回ヤングプラハ国際音楽祭(チェコ)出演。第69回日本音楽コンクールで木下賞を授賞。池澤幹男、武井恵美子、ダン・タイ・ソン、故アンリエット・ピュイグ=ロジェ各氏に師事する。リサイタル以外にも俳優(斎藤晴彦氏、渡辺美佐子氏、村井国夫氏ら)との共演、「音楽の楽しみ方」の講座の講師、来春公開予定の映画「バーバー吉野」の音楽で、ピアノとアコーディオンを担当するなど活動は多岐にわたる。現在は洗足学園音楽大学講師として活躍中。
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